絵本のネタバレ含みますので、嫌いな方はご注意くださいm(__)m
今日はおばけやゆうれいが出てこないのに、ちょっと怖い?!面白い絵本をご紹介したいと思います!
内容的には3歳くらいから楽しめるお話です☆
では早速あらすじを含めてご紹介していきます♪
①グウグウハンバーグウ
※『グゥグゥ』ではなく大文字の『グウグウ』です!
作:矢崎節夫
画:相沢るつ子
こちらはあまり知られていなお話かもしれませんが、実は図書館にもよく置いてある紙芝居です♪
主人公はハンバーグがとにかかく大好きな王様。
王様はハンバーグが好きで好きで毎日食べているのですが、太りすぎて散歩にでかけることに。
すると・・・
お腹が空きすぎて、王様は町の人たちがハンバーグに見えてきます!
ついには家までハンバーグに見えてきて、王様が皆を食べようと追いかけると人も街も逃げてしまいます。
何とかお城に帰った王様は、とびきり大きなハンバーグを食べて寝るのですが、王様、いつもと様子が違います・・・
なんとグウグウハンバーグウ グウグウハンバーグウ
と大きないびきをかいて寝ているんです。しかも、朝になっても起きてきません。
お城の人が心配して見に行ってみると・・・
なんと、王様は大きなハンバーグになってしまっていたんです!
物語はここで終わり。
町の人たちがハンバーグに見えたり、最後には王様がハンバーグになってしまったりと不思議でちょっぴり怖いお話ですよ♪
②いないいないばあさん
作:佐々木マキ (ササキ マキ)
こちらは子ども達に大人気の絵本『おばけがぞろぞろ』や『まじょのかんづめ』『ぶたのたね』等でおなじみの 佐々木マキさん作の絵本です。
不思議な魅力がいっぱいの作家さんですよね♪
この絵本は2019年初版なので、比較的新しい作品ではないかと思います。
この本の主人公は、おばあちゃんと「ぼく」。
「ぼく」はおばあちゃんといっしょによくおでかけをするのですが、なぜだかいつもおばあちゃんが突然いなくなります・・・
ぼくが探すと、一応おばあちゃんは見つかるのですが、その見つかる場所がいつもとんでもない場所なんです!
橋の下側だったり・・・
階段の裏だったり・・・!
おばあちゃんがというより、人間だったら無理でしょ!
という場所からいつも「ばぁ!」と現れるおばあちゃん・・・!
1回読んだ時は、普通に『面白いおばあちゃんだなぁ』と思って読んでいたのですが、2回目くらいから、突然いなくなってありえない場所から現れるなんて『おばあちゃんは『ぼく』にしか見えてないおばけなのかも?!』と思い始めて一気に怖くなりました(;'∀')
こう感じたのは、もしかしたら私だけなのかもしれませんが、不思議でちょっぴり怖いお話だなぁと思います♪
②どこいったん
作:ジョン・クラッセン
訳:長谷川 義史
海外の絵本を長谷川義史さんが関西弁で訳した独特の世界観がある絵本♪
同じ著者で「ちがうねん」「みつけてん」という絵本もあり、同じような世界観で楽しめます☆
長谷川義史さんは関西弁の人気絵本「いいからいいから」でもおなじみです♪
この絵本は、今回ご紹介する中でもダントツでゾッとする絵本だと思います。
主人公は無表情なクマ。
クマはある日お気に入りの帽子が無くなっていることに気づきます。
帽子を探しに行くクマですが、なかなか見つかりません。
帽子が見つからず落ち込むクマ。
帽子はどこにいってしまったのでしょうか・・・?
あ・・・・!
このクマの目、怖すぎ・・・(;´Д`)
そして、この後クマが帽子をかぶった場面に。
リスに、「帽子をかぶったうさぎ どこいったん?」と聞かれ、
「し、しらへんよ。うさぎなんてしらへんで うさぎなんて さわったことないで ぼくにきくんやめてえなぁ」といったような、かなり動揺した様子で答えるクマ。
ちなみに英語版の絵本を直訳すると「うさぎなんて知らない、食べてません」と直接的な表現がされています。
つまり・・・(;'∀')ということですね。
4歳くらいなら本を読んだだけで理解できそうですね。
何とも言えない、ゾワッとするような読み終わりが強力なインパクトのある作品です!
以上が夏にオススメ?おばけが出てこないのにちょっと怖くて面白い紙芝居&絵本3選でした♪
参考になれば嬉しいです☆