某テレビ番組のパクリみたいな題名ですみません(;'∀')
今日は夏にピッタリの?!大人もゾッとするような怖い絵本のご紹介をしたいと思います☆
本当に怖い絵本なので、あまり小さいお子さんや、怖いものが苦手、トラウマになるかも・・夜泣きするかも・・・という恐れがある場合はお勧めしません。
それくらい本格的な「怪談絵本」のオススメ作品のご紹介です!
(怖いお話が好きな年中・年長さんくらいから小学生も楽しめる内容かな?と思います。)
<いるのいないの>作:京極 夏彦/ 絵: 町田尚子/ 編: 東 雅夫
「百鬼夜行」シリーズや「死ねばいいのに」などホラーやミステリー小説などでおなじみの京極 夏彦さん作のこちらの絵本。
主人公は、おばあちゃんと二人で暮らすことになった男の子。
おばあちゃんの家は古く、家の天井がものすごく高かった。
その高くて暗ーい天井を見ていると、男の子は見てはいけないものを見つけてしまう・・・?!
限りなく本物に近いリアルな質感の絵がおりなす、本格ホラー。
静かなる恐怖がジワジワ迫ってくる感じが、まるで短編ホラー映画のような恐ろしさがあります。
古い家の雰囲気。なにげなくぶら下がったゴム手袋。
それだけでもぞわぞわしてしまう怖~い絵本です。
<まどのそと>作:佐野史郎/ 絵:ハダタカヒト/ 編: 東 雅夫
俳優の佐野史郎さん作のこちらの絵本。
ハダタカヒトさんのリアルで独特の味のある絵が不気味な世界を彩ります。
主人公は「ぼく」。眠りたいけど眠れない。
終始、風もないのにカタカタ鳴る窓。
あれ?お父さん、お母さん、妹までも姿がおかしい・・・?
この絵本は、一言でいえば、答えのない恐怖を味わえる本になっています。
不気味で怖い要素がふんだんにちりばめられているのに「これ」といった正解がないままに終わります。
なんだかわからないけど怖い!そんな感想を持つ人も少なくないかも?
とにかく雰囲気のある絵とリズムカルな文章が恐怖を掻き立てます。
読むたび、読む人によって様々な解釈が楽しめる1冊になっています。
<おんなのしろいあし>作:岩井志麻子/ 絵:寺門孝之/ 編: 東 雅夫
ホラー小説「ぼっけえ、きょうてえ」や、『5時に夢中』で女豹のコスチュームでお馴染みの岩井志麻子さん作のこちらの絵本。
主人公は怖いもの知らずの小学生の男の子。
ある日”お化けが出る”と有名な古い倉庫に一人で入ると、女の白い足がぼーっと立っていて・・・?!
おばけを見た後におばけが憑いてきてしまう?呪われる?
そんな王道なストーリーが丁寧に怖~く描かれています。
黒い背景に白い足が不気味に浮かび上がり、夜に目をつぶると白い足が目に浮かんできそう。
憑いてくる系って、実は一番感情移入して怖いように思います。
お風呂のシーンや寝てる時のシーンなどがものすごくリアルです。
怖すぎて一人でお風呂やトイレに行けなくなっちゃうかも?!
<かがみのなか>作:恩田陸 / 絵:樋口佳/ 編: 東 雅夫
「六番目の小夜子」や「夜のピクニック」で知られる恩田陸さん作の絵本です。
樋口佳さんの繊細なイラストが鏡の不思議な世界観を怪しく映します。
主人公は鏡に興味を持った女の子。
いつも鏡の中はあべこべ。
だけど時々間違える・・・?
これは現実?それとも鏡の中?
登場人物と共に読み手もどちらかわからなくなってしまいます。
鏡の世界と共に蝶のイラストも印象的で、美しく不気味で怖い世界観を味わえます。
とにかく、鏡の中の顔がトラウマレベルに怖い(汗)
鏡を見るのが怖くなるかも?でも、怖いけど見たくなる?
そんな1冊になっています。
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まだまだご紹介したい作品はありますが、長くなったので今日はここまでにしますm(__)m
怪談らしく4冊ご紹介で締めさせていただきます。
ぜひ読んでみて下さいね♪
ただ、お子さんに読んであげるかは、大人が読んでから判断して下さい!